ホエールウォッチング 北海道 知床・羅臼観光船「はまなす」ブログ

クルージング - 2010年5月の記事
2010年 5月 5日 (水)

強風につき2

by Hamanasu

みなさん、こんにちは。
ささもりです。

今日の羅臼も、またまた強風。

ところが、朝の7時に、受け付けの窓から沖をみていた船長が
「お!笹森さん、シャチいる、シャチ!」と。
みると、本当にかっこいいオスの背ビレが・・・

いやあ、今日は朝から盛り上がるなあ〜!
ところが出航してみると、すべてが吹っ飛んでしまうような西風に、
海上は大シケでした・・・。

肝心のシャチも、風で飛ばされたのか?はるか国後島の付近でしか確認できず。
マッコウを追うシャチの群れを双眼鏡で眺めながら、
お客さまたちと待ち焦がれたのですが、こちらへやってきてくれることもなく・・。

午後は強風につき、欠航となりました。

今回のツアー同行は、今日まで。
後ろ髪ひかれながら、明日、羅臼を出発します。

来るたびに大好きになる羅臼。
みなさんも、ぜひぜひ、ご自分の全身で体験しにきてください。

今回、一緒に海へシャチやクジラをみてくださったみなさま。
本当に楽しかったです。
またいつか、羅臼の海でお逢いしましょう。

朝日新聞北海道版で、クジラのあれこれ連載やってます。
今月はシャチのシリーズ。羅臼のシャチも登場していますよ。

「ハロ〜 オーシャン 笹森琴絵の 海の動物たち」
http://mytown.asahi.com/hokkaido/

次回はマッコウのハイシーズンにうかがう予定です。

さかまた組
ささもりことえ


2010年 5月 4日 (火)

強風につき

by Hamanasu

みなさん、こんにちは。
ささもりです。

今日の天気はピーカンで、気温もぐんぐん上昇中。
なのに、なぜ昼間から陸でブログを書いているかというと、
欠航となったからです。
理由は強風。

強風の中をゆくはまなす。

























photo : Kotoe Sasamori

朝の便の半数は、すでに1回以上、お乗りいただいている方たち。
みなさん、すきですね〜。

マッコウもシャチも、いればわかるよ、などと意気込んで出たはいいけれど
どんどん激しくなる風と波に双眼鏡も裸眼もきかず、結局、撤収。

風にのって舞うミズナギドリたちは、いつにも増して生き生きとしていました。
「ミズナギドリはすごいなあ〜。こんな日も、楽しそう〜。」などといいながら
帰ってきました。

























photo : Kotoe Sasamori

晴れても雨でも風でも雪でも、その時々で美しい知床。
白く泡立つ海もまた、素晴らしい自然の素顔です。

明日も、出られますように。

さかまた組(海洋調査と環境教育活動のチームです)
笹森琴絵
* 5日まで、はまなすに添乗し、スロ〜ウオッチング実施中。



2010年 5月 3日 (月)

マッコウ

by Hamanasu

みなさん、こんにちは。
笹森です。

今日の羅臼は、マッコウ明けとなりました。

国後島を背景に、ゆったりとブローをあげるマッコウクジラの姿は
いつ見ても、雄大です。























photo : Kotoe Sasamori

しかも2頭!

天気はよく、海は油を流したように滑らかで、
申し分ないウオッチング日和でした。

さて、そのほかの動物たちといえば、シャチ!
今日も朝から、ずぅっと逢うことができましたよ。

とくに面白かったのは、彼らが他の動物とツーショットで写真にうつったこと。

その1・白鳥とシャチ

羅臼沖に、まさかの白鳥が。
しかも、白鳥の背景には、知床連山とシャチの背ビレが。
























photo : Kotoe Sasamori

その2:マッコウとシャチ

今年初のマッコウに喜んでいると、
マッコウの背景に、国後島とシャチの背びれが・・・。





















photo : Kotoe Sasamori

なかなかシュールな感じの光景です。
今日はこれだけたくさん、シャチが羅臼と国後の間をうろついていたって
ことですね。


では、最後はマッコウの美しいテールアップ。































photo : Kotoe Sasamori


いつか、ご自分の目でみてくださいね。

明日は何が起こるかな?


さかまた組(海洋調査と環境教育活動チームです)
笹森琴絵
* 5日まで、はまなすに添乗し、スロ〜ウオッチング実施中。



2010年 5月 2日 (日)

シャチ、ミンク、オットセイ・・動物たくさん

by Hamanasu

みなさん、こんにちは。
ささもりです。

今日の羅臼は、とっても良い天気&凪。
うきうき気分で、沖へでかけました。

さっそく現れたのは、ミンククジラ。

昨日のような激しい感じではなく、いつもの
ミンクらしくおっとりと穏かな雰囲気でした。

と思っていたら突然近くに姿を現し、お客さんとのツーショット
なんてことも。























photo : Kotoe Sasamori


遠くや近くで浮上するミンクを観察していると、さらに沖に
黒い点々が。「イシイルカだ」ということで、船を進めましたが
残念ながら立ち入り禁止線が立ちはだかり、またもや立ち往生。
「こっちにこないかな」と見ていると、さらにさらに国後島側に
シャチの群れが。

昨日は影も形もなかったのに・・。
しばらくするとこちら側へ移動してきました
残り時間でぎりぎりのところで、急展開。
船のまわりを泳ぐ姿をじっくり観察し、午前は港へ戻りました。

シャチがそばにいるのに、ぼ〜っとしている、
おっとりタイプのキタオットセイもいましたよ。
























photo : Kotoe Sasamori


さて午後は、たくさんのお客さんと再び海へ。

出航後15分ほどでシャチをみつけ、近づいてみると、小さい赤ちゃんや
大きい雄、若ものたちも混じった群れでした。

船に興味をもった3〜5頭が、何度も近づいてきては、下をくぐったり、
舳先に浮上し、そのたびに船上は大騒ぎになりました。

























photo : Kotoe Sasamori

残念ながら午後は、シャチしか見ることができませんでした。
でも、これってとってもぜいたくなせりふですよね。























photo : Kotoe Sasamori

海は、毎回、何があるかわからない。
だから、楽しい。

明日は何がおこるかな。

笹森琴絵



2010年 5月 1日 (土)

ミンククジラとミズナギドリ

by Hamanasu

みなさん、こんにちは
笹森です。

今日は、残念ながらシャチはいませんでしたが、
ミンクの豪快な姿を見ることができましたよ。

しかも、3頭!

最初、みつけたときは優雅に国後島側を泳いでいたミンクが、
ミズナギドリと一緒に、えさ捕りらしき行動をはじめ、海上は大興奮。
























photo : Kotoe Sasamori

時には、船のすぐ真横に浮上して、びっくり!!の場面もありました。
白く泡立っている左側が、口のほう。
頭のてっぺんにある、鼻の穴(噴気孔)がちらりと見えますね。


警戒心が強く、遠めにしか見ることができないことの多いミンクにしては
珍しく、大胆です。






















photo : Kotoe Sasamori

そろそろミズナギドリの大群が押し寄せる根室海峡ですが、ミンクとの
共演はそうそう見られる光景ではありません。

楽しそうに写真をとったり歓声を上げていたお客さんは、あいにくの雨も
風も気にならない様子でした。

やっぱりすごいですね、海と生き物たちの魅力。

ミズナギドリと国後にかかった虹をみながら、その場を離れました。
ちょっと、わかりにくいですが、こんな感じ。























photo : Kotoe Sasamori

こんな素敵な光景をずっと見られる知床の海でありますように。

明日は何があるかな?

それでは、また。

ささもりことえ



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