2017年 3月 11日 (土)
自然の驚異
by hamanasu
本日も良い天気に恵まれました羅臼です。
昨日再び接岸した流氷。
今日も港周りは一面真っ白な氷原となっております。
早朝の内は氷との間に隙間があり、出航していった刺し網の船団。
出航して数時間の内に流氷が狭まり漁船が港に戻ろうとした際には流氷が風や潮によって押し付けられ船が氷に挟まり身動きが取れなくなってしまったようです。
船は氷から抜け出そうと、船を前進後進。
黒い黒煙を激しく上げ地道に港へ船を進めていました。
お昼頃に海上保安庁の巡視船である砕氷船「てしお」が救助へ。
しかし、流氷の氷が分厚い為、救助は難航しているようです。
夕方4時頃ようやく一隻が港へ戻れましたが、まだあと挟まれた船は残っています。
羅臼の町民も皆様も心配で道の駅の前からオジロ橋の道路には多くの人たちが見守っています。
流氷はプカプカと浮いているだけの氷ですが、風や海の潮の影響を大きく受けております。
この美しい自然も、いつ事故が起きてもおかしくない危険と隣り合わせだという事を忘れてはいけませんね。
挟まれている船や船員さん全員が無事に救出されますように。
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