2009年 6月 25日 (木)
ウオッチングびより
by Hamanasu
みなさん、こんにちは。
笹森です。
さて、昨日に引き続き、今日はベタ凪で暖かい
ウオッチング日和。
はまなすも朝と午後の2便、出航しました。
今日みたのは、イシイルカと、ミンククジラとマッコウクジラ。
そして、なぞのクジラ。
5〜6頭ほどが並んで泳いでいる姿を発見しましたが、
かなり離れた距離で近づけないままに潜水されてしまったので
正体は定かでありません。
が、でこっぱちでくちばしが長かったようにみえ、
アカボウ科の仲間と思われます。
体長は、5m前後くらいでしょうか。
またあえるのが楽しみです。
さて、いよいよ季節も本番かと思われるマッコウクジラ。
今日は、午前に3頭ほど、午後に2頭を観察しましたよ。
でも、船を近づけるとすぐに深海へと潜っていった彼らを、
あきらめきれず、姿はみえなくてもせめて声くらいと思い
ホエールフォンを沈めてみました。
すると・・・
カチン、カチンと、メトロノームか古い時計のような音が。
マッコウクジラのクリックスです。
周囲に様子を探ったり、餌を探しているときに出す音です。
音は、ゆっくりしたリズムだったり、まるでマシンガンを
撃つようにタタタタタと早くなったりと、変化します。
船上の全員がそれぞれに、マッコウクジラの様子を
思い描きながら、音に耳を澄ませて
時間を忘れて過ごしました。
本日、ご乗船いただいて、
臨場感あふれるマッコウレクチャーをご披露してくださった
天野博士。本当にありがとうございました。
*笹森は、現在、環境教育とデータ収集を目的に、
東京海洋大学の加藤秀弘博士より音響システムを
ご提供いただいています。
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