2010年 8月 18日 (水)
羅臼沖 アラカルト
by Hamanasu
みなさま、こんにちは。
はまなすの臨時スタッフ、笹森です。
今日も、朝からベタ凪で上天気。
羅臼岳の雄姿もすっきり見えました。
国後島は、黒々と存在感がありました。
港の周りには、今日もたくさんのイシイルカがたむろしていて、出港した
とたんに、にぎやかな雰囲気で迎えてくれました。
イシイルカの背ビレは、上部が白く縁取られて、キュートな感じです。
photo : Kotoe Sasamori
午前の便でであったツチクジラたち。
いつも派手にみずしぶきやブローを上げているので、すぐに「あ、いる!」
と、わかる集団です。
photo : Kotoe Sasamori
さて、
今日も、ハイドロフォン(水中マイク)が大活躍。
遠くから見た尾びれの主の声を聞こうと、マイクを沈めてみると
クリアなカチカチ音がすぐにスピーカーから響いてきました。
これ、マッコウクジラが深海でえさを探すために発している、超音波です。
クリックスなどと呼ばれます。
えさ探しのカチカチ音が止まったので、浮上してくるなと思ったら、案の定
2kmほど先に、マッコウクジラが上がってきました。
この子。
photo : Kotoe Sasamori
背ビレと、頭部左側に開いた噴気孔がはっきりわかります。
背中のごつごつ感は、他の個体よりも激しく、個性的です。
午前はツチクジラが、午後はマッコウが見応えのある一日でした。
毎回、毎回違う感動にであえるのが、羅臼の海の魅力。
みなさんも、ぜひ体験しにきてくださいね。
明日も、はまなす やってます。
さかまた組
笹森琴絵(海洋生物調査員)
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